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Top > ひきだし > 2006.09.11 : 067

□ モデルチェンジの宿命

新旧Pritt


 「Pritt」はシンプルなラインの旧パッケージが好きなのです。

 文房具に限らず長い間愛されてきた製品のマンネリ打破的なデザイン変更は、メーカーさんとしても悩むところではないかと思います。「Pritt」のデザイン変更はだいぶ前の話のハズなんですが、旧型のイメージをあまりにもきれいに捨てすぎてしまった衝撃が大きいためか。新型はいまだになじめないデザインの1つになってます。最初に登場したときは「何だこのチープな赤色は、プリットなのに朱色ですらないのか?」と思ったもので、マンネリ打破だからといって、長い間愛されてきたイメージカラーをそんなに簡単に捨て去っていいのでしょうか?というやりすぎ感は今になっても感じます。

 冷静に見れば、新型のとんがったデザインもスティックのりとしては決して悪くはないんです。旧型裏面のカタカナロゴのかっこ悪さも見事に取り払うことができたという考え方もできるかもしれません。でもこれは「Pritt」なんです。白と朱色の、ある意味では威圧感さえあるこのブランドを信じて長い間使ってきた者としても、旧型のきれいなラインフォームをいまだに忘れることができないのです。製造国を見ると思わず納得のあの威厳はどこに消えてしまったのか?公式サイトに赤プリットの写真すらないのは販売店でもあるコクヨのささやかな抵抗なのか?そんなことを思いつつも、他のスティックのりでは使い勝手の面で及ばないところがあるため、いまだにこのブランドを信じて、今は型番の後ろに「N」が付く新型プリットを使ってます。かろうじて好きなところはキャップの形かな。

 せめて日本が誇る「MONO」は3本ラインをなくさないでほしいです。

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