こちらも改造まにあさんからのいただきもの。ホモ鉛筆こと、トンボ鉛筆「4612」です。説明書によると、「ホモ」というのはみなさんがつい想像してしまう方ではなく、ギリシャ語の「オモス」という言葉を語源にしていて、「同じ、均一」という意味を表すとか。ニュアンスとしては知る人ぞ知るホモ牛乳と一緒というところでしょうか。
「最高級 精密製図用 写真修正用」といういかにも本気なキャッチコピーの下に「ホモ」とカタカナで大きく書いてるあたりが、今となってはある種の思い切りの良ささえ感じてしまいます。
鉛筆のマニアックな楽しみ方として、サイドに書いてある文字を読むというのがありますが、この「4612」には3面にギッシリ文字が入ってます。
適度な抵抗感がある書き味、あっさりした塗装…「Hi-uni」や「MONO 100」あたりと比べてしまうとあまり高級鉛筆らしくない使用感ですが、uniと木物語の間なんて切り捨ててしまうにはもったいないくらいのちょうどいい感触があります。もう製造されていない製品とはわかっていても、すっかりお気に入りになってしまいました。この鉛筆を使い切る頃までには、いい大人になってるかな?