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Top > ひきだし > 2007.01.01 : 079

□ デスクペンは漫画用万年筆になれるのか?

セーラー万年筆「漫画用万年筆」のペン先


 ペン先がうす汚れてるのは使用感と思ってください。

 セーラー万年筆「漫画用万年筆」です。見た目はデスクペンそのまんまですが、耐水性・耐光性に優れる万年筆用インク「極黒」のカートリッジが付属してます。漫画用万年筆といえばタチカワ、トゥーと渡り歩いてきましたが、個人的に言ってしまうともう比べものにならないくらいの絶品クラスです。いやお値段もだいぶ違うんですけどね。漫画用万年筆を探していたのに、使い心地が一番良かったのは文房具店でよく売ってるデスクペンというのはどういうことなのでしょう?いやいや、セーラーのデスクペンとペン先まで同一なのか?ということはまだ未確認なのですが、ホントに灯台下暗し状態としか言いようがありません。

 描いた感じは割とカリカリしますので、そのあたりになじめない人にはあんまりオススメはできません。このデスクペン…じゃなくて「漫画用万年筆」の良さは細〜中太の間の安定感ではないかと思ってます。丸ペンのようにこれでもかという繊細な細い線は出ないですし、Gペンのように柔軟性のある変化も出せません。ただ、日光のかぶら愛用者としてはこれで大満足なのです。無難なラインが無難に出せる、そして描いていて気持ちいい!緑の軸+白いしっぽというルックスもきれいですし、キャップが「これはペンスタンドに差して使うんです!」とか「これからペン習字習いに行くのでよろしくおねがいします。」とでも言いたげなくらいにオマケ感の漂う見た目なのを除けば文句の付けようがありません。でも、セーラーが無理すると変に不細工なキャップができあがりそうなので、このままでもいいかな。

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