下地が透けて見えない直定規は、直定規としての魅力や性能を半分捨てたものと言っても良いくらいではないかと思っていたことがありました。使いにくい文房具を無理して使うことは大変苦しいことの1つです。下地が透けて見える直定規、しかも座標が見やすい方眼定規に慣れてしまったせいもあるのでしょうけど、デザインがどんなに良くても、下地が見えないだけでものすごいストレスを感じてしまうわけです。
そんな経験から、アルミの定規、木の定規など下地が見えない直定規はほとんど買ったことがなかったのですが、ある日突然この曲面にひとめぼれ。これですよこの曲面。この曲面が斜め下から誘惑してくるのです。またも日本の2000。M.MATSUKAZEさんにしてやられてしまいました。この定規で残暑を乗り切りましょう。曲面の美しさと実用性、使える定規と好きな定規は必ずしも比例しないのです。
20cm、せめて30cmなら曲面を生かしてペントレーとしても使えたんだけどなぁ…。