シャープペンの文章を書く時はいつも「DRAFIX」の書き味を念頭に置くようにしています。
製品を評価するためには基準となる物や事柄が存在しなければいけないと思ってます。表立って「○○と比べて」なんて書く人は少ないのかもしれませんが、きっとみなさんの心の中にもどこかに基準点があるはずなのです。問題はその基準点や価値観が個人個人によってけっこうズレてることで、読み手の側としてはできるだけ自分に近い基準点を持った人のレビューを、かみくだいて言うと好みのツボが近い人のレビューを信じたいところです。
もう1つ違った言い方をすると、好みが違う人のレビューは「そんなわけないじゃないかこの!」と頭から否定にかかるのではなく、普段とは違った頭に切り替えて読まなければなりません。もちろんそれでも受け入れられない記事も少なからずありますが、あまり書き手としてこれはダメあれはダメと否定論ばかりを並べてしまうと寂しいことこの上ないので、こうやって文章を書いている以上、肯定意見があるなら否定意見もちゃんと読むように心がけてます。難しいのは2ちゃんねるに代表される匿名掲示板で、匿名になるとせっかく個人個人持っている評価基準が隠れてしまい読み手側の感覚が狂ってしまうのが難しいところ。おもしろいところはちゃんとおもしろいんだけどなぁ〜。