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□ ゼブラ「KESTICK 0.5」

 「修正字消しペン」発売以来、軸押しタイプを食わず嫌いしていたのかもしれません。

KESTICK 0.5

 軸押しタイプの修正液といえば「振らないと出ない」「押さないと出ない」。さらには「押しても出ない」というイメージが長いこと定着してました。押しても出ないものを無理矢理押し出そうとするので、ものによってはせっかくのロゴもフニャフニャ。使う気も半減してしまいます。

 そんないきさつがあっての食わず嫌いだったのですが、かねてからのキャップ加圧式(軸を押さずに液が出てくるタイプ)派としては不本意と思いつつ買ってしまったのがゼブラ「KESTICK 0.5」。試し書きコーナーでペンを持ったのが出会いだったのでしょう。スリムでコンパクトな軸・0.5mmボールによる細い筆跡・なによりこの「するする感」。すっかりやられてしまいました。

 「修正字消しペン」のようなキャップ加圧式と比べると、軸押しタイプは軸を押して液を出すという構造上、液量をコントロールしやすい持ち味があります。軸押しタイプ+0.5mmボールということで、細かい修正の切り札として。先端がニードルタイプになっていてコントロールしやすいので、お絵描きさんのホワイト用途としても良さそうです。

(追記 : バインダークリップと0.5が付かない方の「KESTICK」はキャップ加圧式のようです。お間違えなく。)

ペン先とキャップ

 キャップは2重構造になっていて、外側のキャップをつまんで軸を回してみると、内側のキャップが回転します。細かいところにもメーカーさんのがんばりが見えるのはうれしいところ。普通のキャップとはひと味違ったドライアップ対策になってますので、お持ちの方はぜひ回してみてください。

キャップを斜めから

 バインダークリップはゼブラ社のアイデンティティ。さすがに「持ち運ばない修正液にはいらないでしょ」とツッコミを入れたいところ。ところが、見てるうちに鮮やかなクリアブルーがかわいくてかわいくて…文房具好きの心理は不思議なものです。

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