Top > おはなし > FLAVORシリーズのシャープペン
夏になるとさわやかな青が見たくなります。
サンスター文具の定番シリーズの1つがFLAVORシリーズ。1999年に誕生してからから今に至るまで、ノック式消しゴム、はさみ、鉛筆削り、シュレッダーなど、いろいろな製品を意欲的に発売してます。文房具好きの方なら、一度は見覚えのあるカラフルさではないでしょうか?
シャープペンも多くのモデルが発売されてますが、何種類あるのか、現在製造されているのはどのモデルなのか、実は詳しく知らなかったりします。
最初に出会ったFLAVORがこのタイプでした。清涼感のある白いグリップとツヤ消しのクリアカラーに魅せられて購入したのを覚えてます。クリップと一体化したキャップもおもしろいです。長期間使ってると白いグリップが黄色く変色するのと、強い筆圧で芯が引っ込むのがやや難ですが、100円でこの清涼感なら許してしまいます。
太軸タイプ。太くなっても白くてベト付かないグリップとつや消しのクリアカラーは健在です。樹脂チャックと大きいT字型キャップによる、軽く静かなノック感も持ち味の1つ。相変わらず樹脂パイプですが、固定されてるので少しはしっかり。先金・キャップ・クリップの金属パーツの分だけ高級感もあります。
ここまでのイメージを一変して、普通のラバーと乳白色の軸になってしまったのがこちら。太軸で金属パイプとクッション機能。ノック部が長めという以外は割とありふれた印象です。FLAVOR以外でも時々見かける形なので、特徴が薄い分、クセがなくてノベルティとしても扱いやすいのかもしれませんね。
ルーペ付き。発売当時はアイデア文具としていろんなところで紹介されてました。ルーペ以外を見ると乳白色軸のFLAVOR以上によくある色・形になってしまってるのが残念ですが、今までにないアイデアが楽しい1本です。金属チャックになってるので、長く使うことを考えるとうれしい面もあるような。
続いては短めのアルミ製の0.5と0.3。グリップ部分は透明樹脂でゆるやかな3面加工になってます。0.5が100円、0.3でも150円とアルミ軸なのにびっくり価格。0.3と0.5ではちょっとずつ形が違うのもおもしろいです。どちらもパイプがゆるいのが難点で、人によってはガタ付きが気になるかもしれません。
アルミタイプには手帳用の細いバーションもありました。こちらも100円。T字型のキャップがすらっと細く、きれいです。アルミシリーズは初期FLAVORとはまた違った清涼感とコストパフォーマンスがあって好きだったりしますが、なかなか売ってないのが残念なところ。
持ってるもので7種類。探してみたところもう2種類あるようなので、全部で9種類と予想してます。低価格でも意欲的。デザインも事務用品的でもなく、だからといって派手すぎない。低価格のシャープペンは派手すぎた文房具が多い中、そんなバランス感覚でがんばってるのはうれしいところではないかと思います。
元気なサンスター文具のこれからに、もっともっと期待ですね。