Top > おはなし > マルマン「LOOSE LEAF 2」
B5、A5、A4というルーズリーフ3大サイズがひしめく売り場の片隅で、ひっそりとB6サイズで横に長いルーズリーフが存在してます。人呼んでB6-E(B6-L)サイズ。B5ノートを横にスパーンとカットしたサイズと言えばわかりやすいのでしょうか。そういえば小学校の委員会ノートがこのサイズで、実際にノートを2分割して使ってたのを覚えてます。しっかりと「LOOSE LEAF」の名を冠している割には横長フォーマットで2穴と、穴の数はひかえめになっていてルーズリーフとはだいぶ印象が違います。2穴なので「2」と名付けられたのでしょうか?
種類としてはマージン付8.5mm罫、マージン付6.5mm罫、無地があり、それぞれ紙質でルーズリーフ感覚の薄口(100枚・75g/m^2 200円)と、情報カード感覚の厚口(50枚・127.9g/m^2 200円)と計6種類の中から選べます。経済性や容量重視なら薄口、情報カードのような使い道も求めるなら厚口というところでしょうか。罫線はやや濃いめです。表面に書くのが前提なのか、薄口の裏面は無地、厚口の裏面は上下に1本ずつと割り切った仕様になってます。素直に片面に書くのも良し。逆手に取って表裏違った使い方を楽しむのも良しでしょう。ルーズリーフといえば忘れちゃいけないインデックスもあるのですが、ペーパーインデックスのみなので、耐久性の面で上を行くラミネートタブインデックスの愛用者としてはもうひとがんばり欲しいところ。
縦長サイズならバインダーに収納したまま開いて書くのもさほど苦にはなりませんが、横長となるとちょっと安定感に欠けるところがあるのがちょっとした難点です。もう1つあげるなら、バインダーの種類が少なく、収納に特化した事務用品的で味気ないファイルになりがちなのが惜しいところ。ファイルに収納することを意識するよりも表紙を作ってリングを通し、単語帳感覚でラフに使った方が書く時も折り返せるのでかえって楽かもしれません。
ノートもメモパッドもずっと縦長だったので、横長の用紙に横書きする委員会ノート感覚をすっかり忘れてたのか、最初は「やりにくいなぁ…」という妙な戸惑いがありました。しかし、今となってはいつもとちょっと違った感覚で、このリーフに1枚1枚書くのが楽しくてね。「FOR DATA BASE」ということですが、あんまり堅苦しく考えずにちょっとしたアイデアやメモを書き貯めておくと楽しいと思います。左側に図、右側に文章のような構成がやりやすいのも横長の持ち味。パソコンもノートもワイドならではの楽しみ方があると思ってます。