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□ 伝説の消しゴム(後編)

 壮大なOMNIの世界、続編です。

プラス「OMNI 5」

プラス「OMNI 6」

 ラバーシリーズです。ラバー消しゴムというとプラスチック消しゴムと比べ力を入れないと消えないことと、劣化しやすいことが難点ですっかり影の薄い存在になってしまいましたが、減りにくいという良いところもあり、今でも時々トンボ鉛筆「MONO RUBBER ERASER」やライオン事務機「GAZA」あたりが使われてるシーンを見かけることがあります。「OMNI 5」が普通のラバー消しゴムで、「OMNI 6」が長さ約17.8cm、太さ約9.5mmの鉛筆型で紙巻きの砂消しで、ゴム部の直径は約5.8mmと紙巻きの中では細めとなってます。古いものを見つけても1〜4ほどの消字力はないですし、劣化もあるので1〜4までのような伝説は期待しない方がいいかもしれません。ただ、劣化した部分を削ることでそこそこは使えます。

プラス「OMNI 5」、ロゴプリント

 最近の消しゴムは無駄が省かれた結果なのか、ケースを外しても基本的には真っ白になってることが多いのですが、古いだけあってケースを外すと表面にしっかりロゴプリントがありました。注意書きは「使用後はこのケースに入れてください」。律儀にケースから出して使う人もあまりいないのでは?と思いつつも、今でもこのような注意書きは新しいOMNIを含め、多くのメーカーで健在のようです。

プラス「OMNI 7、9」

 特殊用途シリーズとでも言えばいいのでしょうか。「OMNI 7」は砂消し、「OMNI 9」はラバー消しゴムと砂消しのツインタイプです。平行四辺形ということで、MONOで言うと「MONO 512N FOR TYPEWRITER(砂消しゴム)」や「MONO 510N FOR INK & PENCIL(砂ラバー)」あたりの立ち位置でしょう。ただ、サイズが縦1.5cm、横7.5cm、高さ1.3cmと大きく、厚みがあるので倍以上の威圧感があります。

プラス「OMNI 9」、トンボ「MONO 510N」

 1桁シリーズでは手元にない「OMNI 8」。どんな消しゴムなのかいろいろと想像がふくらむところです。出てないものとしては三菱鉛筆「SUPER ERASER」のような紙巻きのプラスチック消しゴムなのですが、番号が1個飛ばしで平行四辺形→鉛筆型→平行四辺形になってるとも考えにくいので、同じ平行四辺形シリーズで何かがあると予想してます。

プラス「OMNI 13〜15」

 クラフトシリーズです。砂消しがさらに強力になったタイプで、ヤスリみたいな用途で使えます。縦3.6cm、横8cm、高さ1.4cmのキングサイズでお値段高め。番号も2桁になってここまで来ると文房具とはちょいとかけ離れた存在になってしまいますね。こんなにハードユースなOMNIに本体プリントをちょっと期待したのですが、やっぱりありませんでした。

 ここまで欠番がないと予想すると全15種類。消しゴム恐るべしです。文房具としての消しゴムから、文房具を離れた消しゴムまでをカバーした幅広さはもちろん、ここまでの幅広い製品群を基本デザインを変えず数字表記で統一できたこともこの消しゴムのすごさではないかと思ってます。いろんなシーンごとに最高を求めたプレミアム消しゴム。ひょっとすると、コレクションの楽しみも考えて作られたのかもしれませんね。

 OMNI巡りの旅も残すは8番、10番、11番、12番の4個になりました。実際はこれとは違ったパッケージのものもありますし、もしかすると15番以降もあるのかもしれませんが、そのあたりはみなさんからの続報をお待ちしてます。

 追記 : 最中さんの情報提供によると「OMNI 11」が布用、「OMNI 12」が皮革用のようです。

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