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□ 一ツ橋ノート「PLANNING SECTION」

一ツ橋ノート「PLANNING SECTION」

 3mm方眼を探していたら、こんなところにたどり着きました。

 「Lucky」印の老舗ノートメーカー、一ツ橋ノートによる方眼ノート「PLANNING SECTION」です。中身をぐるっと覆うようなツルツルの表紙が特徴的で、マイナーながらも記憶では10年以上昔から。おそらくもっと昔から販売され続けているノートではないかと思ってます。

表紙アップ

 表紙を開くと全面方眼の用紙が50枚。コクヨ「フィラーノート」や「リーフノート」のような感じで縦方向にミシン目が入っていて、1枚1枚切り離せるようになってます。定番方眼紙、オキナ「Project Paper」は裏面は無地の片面方眼ですが、こちらはノートタイプだけあって両面方眼。使い方によっては2倍楽しめるかもしれません。ミシン目から切り取ってB5の大きさになるように調整されてるため、切り取ってコピーする時も楽ですね。

方眼

 一般的に流通している5mm方眼と比べて、3mm方眼のおもしろいところは。普通のノートに近い感覚でマス目に文字が書けることではないかと思ってます。5mm方眼の場合は1マスで5mm、2マスで10mmと、一般的なノートが7mm罫(A罫)や6mm罫(B罫)ということを考えると、帯に短したすきに長しというところでなんとも感覚がつかみにくいのですが、3mm方眼は2マスで6mm、3マスで9mm、4マスで12mm。2マスで文字を書いて1行行間を空ける使い方もおもしろいです。逆に短所はというと、マス目の合計がきっちりした数字にならないので長さ計算が不便なところでしょうか。

3mm、5mm、7mm、10mmを横置き

 サイズはB5とA4があり、3mm方眼以外にも、おなじみ5mm方眼、中間の7mm方眼、小学生に戻った気分になれる10mm方眼が用意されてます。数ある方眼ノートの中でもマス目の大きさが選べるのは貴重な存在。背表紙の文字はけっこう派手にズレてますが、並べてみても地味すぎず派手すぎずの心地良い配色がなかなかきれいです。B5が400円、A4が450円とお値段やや高めなのが悩むところ。

ロゴ

 実際に使ってみると、「Project Paper」のようなレポートタイプに慣れてるせいか、用紙を縦方向に切り離すのに少々違和感を感じたり、切り離し面が長いため時間がかかったり破れてしまったりしますが、このへんは使ってるうちに慣れると思います。「フィラーノート」や「リーフノート」のようにあらかじめルーズリーフや2穴ファイルに収納できる穴が開いてたら楽なのにな…とも思うのですが、後からズギャッと穴を開けるのも1つの楽しみなのかもしれません。個人的にはあまりにもツルツルでペタペタな表紙の手触りと、プロジェクトペーパーと比べても紙が曲がりやすいところがちょっと気になるところです。ノート感覚で手荒く扱ってしまったからなのでしょうか?それとも今年の夏は暑かったからでしょうか?

 どうか、どうか来年は涼しい夏をおねがいします。m(_ _)m

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