年末にだけ開けることが許される黄色いボックスといえばプリントゴッコでしょう。本体の販売は終了してもアクセサリーの販売はしばらく続けるということですが、10年後、20年後にはプリントゴッコで年賀状が作れなくなってしまう。そう思うだけでも老後の楽しみを1つ失ったような気分になってしまい、とても残念に思ってます。
年賀状はすっかりパソコンが主流になり、時代はプリントゴッコの理想科学工業さんから高速カラープリンター、デジタル印刷機の理想科学工業さんに動いてしまったのです。そんな今でも、年賀状の季節だけ使う筆記具と紙で、図案を切り貼り、あ〜だこ〜だ言いながら原稿を作り、チューブからインクを押し出してフラッシュ。そしてスタンプのように大量生産していくその工程1つ1つが楽しかったことを鮮明に覚えてます。思えば小学校の頃からパソコンを買うまでずっとプリントゴッコ。きっとそんな方も多いのでしょう。そんな楽しさを忘れないうちに、もう一度くらいは黄色い箱を。いかがでしょう?インク買わなきゃ!